社長メッセージ、社名の由来

社長

社長メッセージ

株式会社アスリートの特長、経営理念、システム開発についての考えを教えてください。

アスリートは独立系のシステム開発会社です。

法律業界の支援システムや、法律事件の解決を依頼した依頼者をサポートするシステムなど、法律分野に特色のあるシステム開発を得意としています。

いいシステムはドライな関係からは作られない

アスリートの長所は、「一般のシステム会社に比べて、徹底的にお客様の業務に入り込んでいくところ」だと思います。可能なところまでお客様と一緒に業務を行いますので、そういう意味では少し「ウェット」なシステム会社かもしれません。

システムというのは、実際に使ってみて初めて、使いにくいという意見や新しい提案が出てくるものです。ですから、「見積りをして導入して完了」では、例えるなら、「最後の1インチにリーチが届かない」という感じになってしまいます。 そのようなことがないように、徹底的にお客様の業務に入りながら、システムを提供していくという点が、我が社の特長です。

お客様の経営目線からシステムを生み出す

また、あまり聞かない言葉だと思いますが、アスリートは“equal-partnership”というスローガンを掲げています。 「お客様」と「出入りのシステム会社」という関係ではなく、「お客様の経営戦略にシステム担当として参画する」イコールパートナーの関係で開発にあたらないと、本当にいいシステムは生まれないという実感から生まれたスローガンです。

「お客様の経営の目線で、システムの目的や良さを追求する。」という考えが、私たちが経営理念として掲げる“equal-partnership”です。私はシステム会社とは、こうあるべきだと考えています。

会社としての今後の予定、意気込みなどあれば、お話しください。

IT技術を法曹界全体に広げていく

電子政府がなかなか実現しないのと同様に、司法(弁護士)・行政(検察・警察)・立法(裁判所)、いわゆる法曹界もIT化が進んでいるとはいえません。特に行政は、縦のIT化もまだまだですが、横同士の連携も進んでおりません。

例えば、流通のチェーン店などではシステムの活用がとても進んでいて、「同一コードを使用して注文も仕入れもできる」ことは今や常識です。 今後は、法曹界全体に広がるIT技術を供給できるような仕組みを提案していきたいと思っています(司法における情報の一元管理)。 これはシステム会社として、非常に社会性が強くぜひ挑戦していきたいテーマです。

具体的には、いま私たちは法律事務所・弁護士をサポートするシステムを作っていますが、これは依頼者をサポートする仕組みでもあります。 「あんしん確認システム」も依頼者の声を聞いて作った部分があります。現在このシステムは、債務整理や裁判所への申立て支援が中心ですが、今後は一般事件、離婚、消費者被害などの分野に広げていく予定です。

中小企業を法律面から支えるシステムづくり

もう一つ考えていることは、中小企業向けの法律支援システムです。 債権回収、契約書作成、契約不履行、手形の不渡りなど、会社の経営にはいろいろな問題が出てきますが、日本の中小企業の8割には、顧問弁護士がいません。 そこで、事件ごとにいつでも相談できるようなシステムを作っていければ、すぐに法律相談できない方にも、大きな需要があるのではと思います。

ITを活用すれば、裁判の現場は変わる

さらに、こちらは少し先の話になると思いますが、裁判所側から見て「使いたいシステム」の開発も考えています。 裁判員裁判でのプレゼンテーションに、パワーポイントを使うと言われていますが、その程度で十分な審理に資するでしょうか。私はまだまだ足りないと思っています。 数年前から、医療過誤の裁判を見ておりますが、もっと直感的に、時系列で様々な証拠を示せたら、検察側も裁判官ももちろん原告・被告にもわかりやすく、争点の整理、裁判の効率化につながると確信しました。そして、裁判という制度がシステム化になじむ分野だとも思いました。 事件の受付だけをシステム化するのではなく、受付けた事件が時系列にデータ化されて、それが検察も裁判所も自由に使える、もちろん弁護士が証拠書類を作る時にも使いやすい、そんな司法のためのシステムを少しずつ提案していければ、大きな仕事になるのではないかと思っています。

社名の由来

株式会社アスリートという社名の由来は、常に先に向かって走り続ける競技者でありたいとの思いから名付けました

弊社ロゴ

コーポレートカラーのミントグリーンには「いつまでも成長を続ける志の萌芽」という意味が込められています。